2024/07/22

【導入事例インタビュー】森の京都地域振興社(森の京都DMO)様

ポイントラリーによって「森の京都ファン」へのきっかけづくり もう1度訪れたくなる情報発信の継続へ|森の京都DMO様

 森の京都エリア(亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、京都市右京区京北)で、観光を入り口とした地域振興を図る活動をされている一般社団法人 森の京都地域振興社(森の京都DMO)の駒村さんと神田さんに、今回「Raund」の導入背景やその効果、今後の展望などについて詳しくお話を伺いました。

キャンペーン概要

 キャンペーン名  :森の京都ファンクラブ(ポイントラリー)
 イベント実施期間 :2023/1/20〜
 スタンプの取得方法:QRコード

ー「Raund」導入前にはどのような課題を感じていましたか?

 以前からメール会員に向けて情報発信をしていましたが、実際に来訪されているか、来訪された方がどのような行動をされているのか等のデータの取得ができていないことに課題を感じていました。森の京都へ来訪していただくきっかけとしてのイベントも開催することが目的となってしまっていて、参加された方の属性や行動を分析し、次に活かすことができていませんでした。データが取得できれば、来訪者にとって有益な情報を効果的に届けられるのではと考えました。
森の京都に興味を持っていただいた方に、何度も来訪してもらえるよう、継続的に興味関心を高める施策の実施や、来訪者との繋がりを維持したいという思いがありました。

ー「Raund」を知ったきっかけは何だったのでしょうか?

 関係人口増加のため「森の京都ファンクラブ」を創設することになりました。その具体的推進施策として、顧客管理システム(CRMシステム)の導入を検討しており、相談していたWeb会社様からご提案いただいた内の1つがPaakさんの「Raund」でした。

ー「Raund」をお選びいただけたきっかけや理由を教えて下さい

 複数社ある中から最終的に3社に絞って比較した結果、「Raund」に決定しました。
① 価格が安価で、かつ機能が充実している
② 京都の事業者であり、近場でキャンペーン事例も複数あった
この2点が導入の決め手となりました。
 他社の場合、オプションによる機能追加に合わせて費用が増加していくシステムであったのに対し、「Raund」は価格が安価であるにも関わらず、初期機能でまかなえる部分が多かったです。またマーケティングやデータの活用について専門的な人材がいない中、ファンクラブも初めての取組みであったため、運用を開始してみないとわからない部分が多々ありました。手探りの中での検討であったため、あらかじめ専用システムを開発し初期費用を投資して実施するよりも、既にあるサービスの基本機能の中で運用を始めて、実施しながらアップグレードや必要な機能を検討したいと思っていました。

「Raund」の導入が決定し、”森の京都をさらに好きになってもらい、何度も訪れてもらいたい”という思いから、スタンプラリーではなくポイントラリーを実施。また、ファンとの繋がりを維持するため、短期のイベント開催でのご利用ではなく年間を通してご利用いただくことになりました。

▼ポイントラリーとは

 スポットにポイントを設置して、累計ポイントで特典がもらえる遊び方です。ユーザーが、対象のスポットを訪れるとポイントが貯まっていき期限までに貯めたポイントを特典と交換することができます。スポット登録エリアのリピーター獲得に有効です。

ー実際にポイントラリーを実施されてみていかがでしたでしょうか?

 イベントの際は、専用コースに限定特典を設定して、ファンクラブの新規会員を獲得しています。参加者様から”以前も来ました”という嬉しいお声をかけていただくこともあり、イベント専用コースでの新規会員獲得はかなり有効な施策として活用できています。クイズや抽選など機能が充実しているので、様々な場面に応用できるのもいいですね。
 しかし通常のスポットへの来訪促進は満足いく結果が出ておらず、もっと日常的に使っていただきたいというのが切実な思いであり、改善が必要だと感じています。

ーファンクラブシステムから取得したデータはどのように活用されていますか?

 ファンクラブに登録していただいた方のメールアドレスの情報が取得出来るので、森の京都エリアに興味を持ってくださっている方への情報発信先が増えたのはとても良かったです。イベントのお知らせをファンクラブ会員にメールを送ることで、その情報を元に来訪していただくこともあり、もう一度訪れていただくきっかけ作りに活用できています。 

ー利用している中での課題や今後に向けての展望をお聞かせ下さい

 エリアが広範囲であるため、スポットの設置や折衝はかなり苦労しているのですが、それ以上に地域の事業者の方々に「森の京都ファンクラブ」を活用・浸透させていくことに関して、課題を感じています。スポット登録の際に設定していただいたクーポンやノベルティなどの特典が利用されていることを実感していただきたいですし、スポット登録のメリットをこちらからもっと提供していきたいです。
例えば、登録事業者様が出展するマルシェを開催したり、事業者様同士で横の繋がりが作れる情報交換の場を提供したりできればと思っています。メリットを実感できれば、事業者様からも積極的に森の京都ファンに向けた情報を発信していただけるようになるのではと思っています。
ファンクラブ会員様へはファンクラブミーティングなども開催してみたいです。

ー長期間利用することで感じたことはありますか?

 日々Paakさんと相談できるので、疑問があったらすぐに聞くことができ、対応も早く助かっています。長期間利用する中で、基本機能では対応しきれない部分を改修していただきながら、やりたいことを叶えてもらえるのはありがたいです。

ーありがとうございました!!最後に、森の京都の魅力を教えて下さい!

 京都駅から20分程快速電車に乗るだけで、自然豊かな里山の風景を味わえるのは魅力です。キャンプやアウトドア、ものづくり体験などのアクティビティコンテンツも豊富ですし、ジビエ・そば・鮎などの食も楽しめます。京都市内から少し足を延ばして、「森の京都」へ是非お越しください!

デジタルスタンプラリーで地域にチカラを

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